40歳代の女性薄毛
40歳代の女性薄毛
40歳代の女性はホルモンバランスが乱れ、女性ホルモンが減少する傾向にあります。女性ホルモンは、毛髪サイクルのコントロールや髪のハリやコシ、ボリュームを与える役割を担っています。女性ホルモンが減少すると、髪の太さが細くなり、1つの毛穴から出る髪の本数が減り、抜け毛が増えるために、頭部全体的が薄毛になります。
40歳代女性薄毛の初期兆候
抜け毛が増えた、髪のボリューム不足でスタイリングが決まらない、髪のハリやコシがなくなってしまったなどは、女性薄毛のサインです。髪にハリやコシがなくなってきたと感じたら、放置せずに対策をはじめていきましょう。薄毛が重症化する前の早期の治療が、薄毛改善の上で重要です。
徐々に進行する40歳代の女性薄毛
女性薄毛はゆっくりと進行することが特徴です。気づかないうちに進行するため、長期間放置すると症状が重症化していることもあります。重症化してしまうと回復するまでに期間を要し、改善が認められないこともあります。
女性薄毛の原因
40歳代女性の薄毛には、女性ホルモンの1つであるエストロゲンが大きく関わっています。エストロゲンは毛髪を発達させ、毛髪の成長期を持続させる働きがあり、減少すると髪の成長期が短くなり、休止期が長くなってしまいます。エストロゲンの分泌は28歳ごろがピークといわれており、その後は年齢を重ねるごとに減少して、閉経後は極少量になってしまいます。更年期に入る40歳代はエストロゲンが減っていくため、髪の本数が減ったり、髪そのものが痩せたり、全体的に徐々に薄毛になる傾向があります。40歳代の女性薄毛の特性を知り早めに対処しましょう。
40歳代女性の頭皮血流低下
女性の薄毛の原因の１つに血流量や栄養素の低下があります。頭皮の血流が悪くなるために、髪の成長に必要な栄養素が毛根に行き渡らず、髪質が悪くなり健康な髪が生え難くなります。睡眠不足やストレス、加齢、激しいダイエットなどは、血流の低下を招くことがあり注意が必要です。近年、頭皮の血行を促進し、薄毛に有効である治療法が開発されています。
40歳代女性のヘアサイクルの変化
40歳代になると、ヘアサイクルが乱れ、毛髪の成長期が短くなることがあります。女性ホルモンの分泌量が減少するために、女性ホルモンの影響を受けていた毛根の活動が弱まり、細く痩せた毛髪が増加して、切れ毛や抜け毛が起こります。髪の毛が太くならないまま抜けてしまう現象が起こります。これは、女性薄毛の重要なサインです。細く短い抜け毛は、薄毛に直結しますので注意する必要があります。
40歳代の女性の頭皮異常
40歳代の女性に頭皮の変化が現れることがあります。フケが多く目立つようになってきたなどは、頭皮に異常が起こっているサインです。また、頭皮のかゆみやベタつきが増えている場合は、皮脂の分泌が増加している可能性があります。40歳代の頭皮異常は薄毛に繋がるため、適切に対応することが大切です。
40歳代女性の薄毛治療
近年、薄毛治療の進歩により、発毛のメカニズムが研究され医学的根拠のある女性薄毛治療が開発されました。あらゆる細胞の元となる幹細胞から抽出した150種類以上もの成長因子を含む薬液を直接頭皮に注入して発毛機能を蘇らせる治療です。薬液を注入した頭皮は幹細胞が強力に刺激されて活性化し、自らが成長因子を分泌し続けるため、発毛が継続します。治療が終わっても発毛が続くため、健やかで美しい髪を保つことが出来ます。月に1回のペースで数回の注射が必要になります。
40歳代女性に対する薄毛治療のリスクやデメリット
- 頭皮の発赤や内出血のリスクがあります。
- 薬液を注入する際に痛みを伴うことがあります。
- 痛みは、薄毛が進行し頭皮が硬くなっている場合に強い傾向があります。
- 治療を介した際に、抜け毛が多くなる事があります。
- 発毛効果に個人差を認めることがあります。
40歳代の女性薄毛症例写真
43歳、女性。40歳代の女性薄毛、びまん性脱毛症、ハーグHARG治療
症例経過:40歳代に入り、髪が細くなり抜け毛が多くなった症例です。30歳代までは毛量も多くボリュームもあったため、薄毛とは無縁と全く薄毛の心配はしてなかったそうです。40歳代になったころから髪が細くパサつき、切れ毛や抜け毛が増えました。更年期に起こることで仕方ないと楽観視していましたが、髪のボリュームは次第になくなり頭皮が透けて見えるまでになってしまいました。鏡に映る自分の姿があまりにも老けていることにショックを受け、育毛剤や頭皮のマッサージ、生活習慣の見直しなどを試しましたが、発毛効果は見られず、自己ケアでは限界を感じたため、医学的根拠のある治療を決意され、仙台中央クリックにご相談いただきました。診察したところ、頭部全体がびまん性に薄くなり、特に頭頂部は地肌が透けて見えるまでに、薄毛が進行していました。40歳代の女性に多く見られるびまん性脱毛症と考えられ、女性薄毛に効果的なハーグ療法を開始しました。徐々に、太くハリのある丈夫な髪が生えてきました。頭部全体に髪の密度が増えました。
症例解説: 40歳代の女性は、加齢によって卵巣の機能が低下していき、ホルモンのバランスが乱れやすくなります。髪の毛にハリやうるおいを保つことができなくなり、薄毛が進行し始めます。以前と比べて髪の量や質が変化してきたと感じる方もいらっしゃいます。女性に多い薄毛症は、びまん性脱毛症と言われます。男性のような部分的に薄毛が進行する薄毛ではなく、頭髪全体が薄くなり、髪の毛一本一本が細くなります。近年、毛髪再生医学の進歩により、ハーグ療法が開発され、女性薄毛に対して効果が認められています。ハーグ療法は、ヘアサイクルの乱れを改善させ、発毛のスイッチを入れることにより、増毛を促します。髪の悩みから解放され、自信と若々しさを取り戻すことができます。ハーグ療法は、薬液を注入する際に一時的な頭皮の赤みや痛み、腫れなどのデメリットやリスクを認めることがあります。術前のカウンセリングで十分な説明を受けて治療に望んでください。