おでこが広くなってきたというのは、男性薄毛の症状です。おでこの毛髪は男性ホルモンの影響を受け易く、過剰な男性ホルモン分泌により、薄毛が進行します。おでこが広くなると、顔が大きく見え、生え際に視線が集まるため、印象が悪くなります。おでこの薄毛は進行性であり、早めに対処することが重要となります。
おでこが広くなるのは、男性薄毛の症状です。生え際の中央部分から薄くなることもありますし、生え際の左右から薄くなることもあります。薄毛の進行により、残った毛髪は様々な状態になります。おでこの薄毛は前頭部の毛母細胞の活動性が弱くなると伴に、頭皮の血液循環が悪くなることが原因です。生え際が後退し、毛髪の全体量が少なくなります。おでこが広くなると老けた印象が強くなります。
おでこが広いと、顔全体が大きいと感じてしまうことがあります。また、おでこの広さは目につきやすく、薄毛が進行した印象を強く与えてしまいます。
おでこの生え際に産毛がなく、ツルツルしている場合は特に注意が必要です。毛根の細胞が死滅して、機能していない可能性があります。その状態を放置すると、更におでこが広くなっていきます。
抜け毛が増え、おでこが広くなると、不安を感じると思います。正常でも1日に100本前後の髪が抜けるので、ブラッシングや洗髪時に抜けた程度は心配はありません。しかし発毛したばかりの細く短い毛が抜け落ちているようなときは注意が必要です。成長することが出来ずに髪の毛が抜けたことを示しており、異常所見です。成長途中の細くて短い抜け毛が多い場合は、薄毛が進行している可能性があり、早めの治療が必要になります。
喫煙は、頭皮の血管を収縮させるため、毛髪の血流が停滞し、毛髪の成長に悪影響を及ぼします。抜け毛が起こりやすくなり、おでこが更に広がります。
アルコールの過剰摂取は、薄毛や抜け毛の原因となる男性ホルモンの分泌を促進させてしまうことがあります。おでこの広さを気にしている方はアルコール摂取をほどほどの量にとどめる必要があります。
おでこが広くなっている状態では、おでこの毛母細胞が機能不全に陥り活動を休止しています。ハーグ療法は、毛母細胞の活動を促す成長因子を、直接頭皮に注入する治療法で、投与された成長因子により、毛母細胞が刺激され、成長が促されます。ハーグ療法は、おでこの薄毛に対して効果があることが分かっており、治療により正常な頭髪が再生され、髪の毛全体がボリュームアップします。ハーグ療法は月一回のペースで、数回行うことが必要です。
26歳、男性。おでこが広くなってきた、ハーグ療法
症例経過:十代から、薄毛が進行し、おでこが目立つようになった症例です。生え際が後退し、おでこが広くなっていました。後退する生え際から視線を反らすため、ヘアスタイルを工夫して、隠す努力はしましたが、結局髪型が決まらず、鏡を見るたびに落ち込んでいました。試行錯誤を重ねたものの上手くいかず、薄毛治療を決意されて仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、前髪の生え際が後退して、おでこが広くなっていました。前頭部の薄毛を改善させるために、生え際の薄毛に対して有効であるハーグ療法を行いました。治療回数が増えるに伴い、髪の毛のボリュームが増し、おでこが狭くなりました。
症例解説:おでこや、前髪の生え際は対面する相手の視線にさらされる部位で、薄毛が進行すると、非常に目立ちます。近年、おでこの薄毛は若年化し10代、20代の方も多数御来院いただくようになりました。最近開発された、ハーグ療法は、若年者のおでこの薄毛に有効で、治療に伴い髪の毛が太くなり、本数が増加します。治療を早期に始めることで、改善しやすいために、早期診断早期治療をお勧めしています。ハーグ療法は、注射する際に痛みを伴うデメリットやリスクを認めることがあります。効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。術前に十分説明を受けてください。