髪の毛が痩せて、老けて見えるようになったと御相談をいただいています。更年期を過ぎた女性は、髪の毛が痩せて、髪の毛のセットがし難くなります。髪の毛の痩せは、進行性のことが多く、放置すると徐々に、髪のボリュームが無くなります。仙台中央クリニックでは、髪の毛の痩せに対して、治療を行っています。
髪の毛は3層構造になっていて、一番外側のキューティクル(毛小皮)、中の部分を占めるコルテックス(毛皮質)、中心部のメデュラ(毛髄質)から構成されています。髪の太さは、コルテックスと呼ばれる髪内部の繊維の量で決まります。 コルテックスは細い繊維が束状に集まったものです。コルテックスが多ければ髪は太くなり、コルテックスが少なければ髪は細くなります。髪の毛が以前より痩せて細くなっていたりすれば薄毛の前兆で、何かしら対策をしなければいけません。髪の毛は痩せ細り、髪の毛のボリュームが失われて、薄毛は進行していきます。
エストロゲンは、主要な女性ホルモンの一つであり、毛髪を発達させて、成長期を持続させるという働きがあります。エストロゲンの分泌が活発であればあるほど、髪の毛の成長も活性化されますが、エストロゲンの分泌量が減ってしまうと、髪の成長期が短く休止期が長くなってしまいます。やがて髪の毛が痩せて薄毛に陥ることもあります。セルフケアでは改善が難しく、髪の毛が痩せた状態では、専門的な医療機関に通うことをお勧めします。
冷え性は、女性ホルモンが低下して起きる更年期障害の症状の一つです。年齢と伴に、冷え性が進行することもあります。冷え性になると血行が悪くなり、手足や頭に血液を巡らせることが出来なくなります。特に頭皮は血流が滞り易く、毛根への酸素や栄養が不足して、発毛力が衰えコシのない髪へ変化し、髪の毛の痩せや細毛の原因になります。
鉄は毛髪や爪、皮膚などにも含まれている欠かせない栄養素です。また鉄は体中へ酸素を運ぶ重要な役割を担っており、髪の成長にも影響を及ぼします。鉄分欠乏の場合、髪の毛が痩せることがあります。血液不足は栄養不足の髪を作り、薄毛の原因となってしまうことがあります。
紫外線は活性酸素を過剰に発生させます。毛母細胞や毛包幹細胞の活動を弱めてしまい、正常なヘアサイクルの働きができなくなります。頭皮環境は悪化し、髪の毛が痩せて、抜け毛や薄毛の原因になることがあります。
カラーやパーマを何度も繰り返した髪は傷んでしまいます。薬剤による過剰な刺激によって、髪のたんぱく質が破壊されて髪の毛が痩せてくることがあります。薬品による頭皮の損傷は、少しずつ蓄積されてから症状が現れるので、気づいた時にはダメージが大きいことが多々あります。
髪の毛が痩せると、髪の毛のタンパク質量が減り、健康的なキューティクルを形成し難くなります。その為、髪の毛が痩せると、髪の艶も同時に失われて、パサついた手入れをしていないような髪の毛になります。
ハーグ療法は、髪の毛が痩せてきた症例に対して効果があります。薬液には、毛髪再生因子と伴に、髪の毛の形成に必要な栄養、たんぱく質やビタミン類を豊富に含んでいます。ハーグ療法を行うことにより、頭皮には発毛や育毛に適した栄養が行き渡り、頭皮環境が改善されます。数回の治療により、毛髪が再生されていき、コシやツヤのある元気な毛髪が生えてきます。
37歳、女性。髪の毛が痩せたハーグ療法
症例経過: 30代になって、髪の毛が痩せて細くなってきた症例です。ボリュームが減少し、抜け毛の中に切れ毛も混ざるようになってきました。以前は髪の毛が太くて多いことから、まとめるのが大変なくらいだったのに、分け目からは地肌が見えるようになりました。1人で悩んでいるだけでは、改善がないと考えるようになり、進行する前に手を打つことが大事だと思い、仙台中央クリニックに御来院いただきました。診察したところ、髪の毛は痩せて細くなり、短い毛も多く頭頂部の地肌が透けていました。ハーグ療法により改善可能と考えられ、治療を開始しました。治療前は、髪の毛が痩せて、ぺったりと潰れた感じでしたが、治療後には髪のコシや太さがでて、しっかりした髪質になり地肌も目立たなくなりました。
症例解説:健康な髪は、艶があり、根元から太く生えています。髪の毛が痩せてくると、艶やコシが失われて、髪の毛のボリュームが失われ、頭皮が透けて見えるようになります。髪の毛が痩せて細くなり始めたら、それに伴い薄毛も進行しますので、できるだけ早めの対処を心掛けてください。ハーグ療法は、痩せてきた髪の毛を、元の健康的な状態に戻す効果があります。髪の毛に艶が出て、ボリュームアップしますので若々しくなります。ハーグ療法は、注射する際に痛みを伴うデメリットやリスクを認めることがあります。効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。術前に十分説明を受けてください。