治療に難渋した男性薄毛
治療に難渋した男性薄毛
薄毛治療が効果を示さない場合があります。遺伝だから仕方がない、薄毛に抗うすべがないと諦める方もいらっしゃいますが、諦める必要はありません。頭皮に毛母細胞が存在している限り、治る可能性は残っています。髪の毛を太く育てて元のボリュームを取り戻すチャンスは十分にあります。近年の毛髪再生医学の進歩は、難渋した男性薄毛にも高い確率で発毛させることを可能にしました。男性薄毛を知り、正しい対策、適切な治療方法を選択することで改善させることができます。
加齢により薄毛治療に難渋
加齢のために、薄毛治療の効果が効き難いことがあります。年齢に伴う衰えは、頭皮にも及びます。頭皮の潤いや柔軟性が保たれなくなり、新陳代謝が若いころのように活発に行われなくなり、ヘアサイクルが正常に戻り難くなってしまいます。しかし年齢が高いからと言って、薄毛治療が全く効かないという訳ではありません。正しい治療を選択することにより、薄毛を改善させることができます。
頭皮が硬くなり治療に難渋した
薄毛が進行し、頭皮が硬くなっている場合は、薄毛治療の効果が現れにくいことがあります。頭皮の血流が悪くなると、髪をつくる毛母細胞に栄養素が運ばれ難くなり、治療に難渋します。頭皮が硬くなる前に、治療を開始することがベストですが、既に硬くなっているという場合は、じっくり時間をかけて治療を進めていく必要があります。
生活習慣が改善されず治療に難渋した
生活習慣は、髪の健康には大きく関わっています。薄毛治療に取り組んでいても、生活が乱れていると、治療効果が現れるまでに、期間を要します。特に10歳代や20歳代で若ハゲに悩む方の中には、生活習慣に問題があるケースが多いようです。食生活、運動不足、 喫煙、睡眠不足、ストレスなどの生活習慣の見直しが必要になります。
薄毛治療内服薬を服用したが効果がなかった
薄毛治療薬、AGA治療薬は、インターネットなどで個人輸入することが出来ます。個人で入手し、医療機関を受診せずに内服している方も少なくありません。しかし、効果が疑われる内服薬や、認可されていない薬品も販売されており、それらを内服してトラブルになることもあります。効果や安全性を考え、純正薬を服用することを推奨しています。
医学的効果が乏しい民間療法で難渋した
頭部マッサージや頭皮刺激を行っている方がいらっしゃいます。それらの治療は医学的根拠が乏しく、誰にでも効果があるというわけではありません。効果が乏しい場合には、治療を変更する必要があります。頭皮の洗浄やマッサージなどを過度に行うと、薄毛が進行してしまうケースも報告されています。現在では、医学的根拠のある薄毛治療が開発されています。民間療法だけに頼るのは危険が伴います。情報をしっかりと吟味し薄毛治療を選択してください。
薄毛対策を途中で止めた
薄毛治療の効果が認められるまでの期間には個人差があります。薄毛治療の効果が現れてくるまでに数か月の期間を要することもあります。1～2ヵ月経過して、効果がないからと言って止めてしまうのは時期尚早です。数か月経過し、効果を実感できない場合には、その治療があっていない可能性があり、他の対策に変える必要が生じることがあります。
治療に難渋した男性薄毛に対するハーグ療法
近年開発されたハーグ療法は、治療に難渋した男性薄毛に対しても効果があることが知られています。頭皮に直接薬液を注入することにより、失った自己毛髪を再生します。成長因子が幹細胞を刺激し、毛髪を蘇らせます。一度幹細胞のスイッチが入ると、長期に発毛機能を維持する傾向があり、長期に発毛を促進します。今までの薄毛治療で難渋し、結果が出なかった方にも発毛効果が期待できます。
治療に難渋した男性薄毛治療のリスクやデメリット(稀なものを含む)
- 注入部位の赤みを認めることがあります。
- 頭皮の腫れを生じることがあります。
- 複数回、継続して効果を安定させる必要があります。
- 効果の程度は年齢や脱毛の程度により個人差を生じることがあります。
- 毛髪再生までの期間に個人差を認めることがあります。
治療に難渋した男性薄毛症例写真
38歳、男性。治療に難渋した男性薄毛、ハーグ療法
症例経過：30歳代に入り薄毛の症状が進行してきた症例です。インターネットで薄毛治療薬やサプリメントを購入し内服すると共に、薄毛サロンでマッサージやシャンプー行っていました。しかし改善は認められず、薄毛は地肌が見えるまでに進行していきました。薄毛治療の方法を切り替える必要性を感じ、仙台中央クリニックに御相談いただきました。診察したところ、前頭部や頭頂つむじ周辺に薄毛が認められ、男性型薄毛症と考えられました。これまで薄毛治療に難渋してきましたが、ハーグ療法であれば効果が認められると考えられ、治療を行うことにしました。治療が進むにつれて、髪のハリやコシが出てきました。太く黒い髪になり密度が増し地肌の透けが目立たなくなりました。
症例解説：不適切な薄毛治療は、効果がないばかりか、薄毛を進行させることがあります。近年、医学的根拠のある薄毛治療が開発され、医療機関において薄毛治療が行われています。最近では、難渋していた男性薄毛にも有効なハーグ療法が開発され効果を発揮しています。薬液を頭皮に注入することにより頭皮環境を改善し、発毛サイクルを正常に戻すことで、活動性を失っていた毛母細胞を活性化する治療法です。髪の成長が促進されるため、根本的に薄毛の悩みを改善することができます。医学的根拠に基づいた方法で高い発毛効果が期待できますので、これまで治療に難渋して薄毛が進行した方にも有効です。ハーグ療法は、注射する際に痛みを伴うデメリットやリスクを認めることがあります。効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。術前に十分説明を受けてください。